中学生は「自己承認感」を得るために勉強する
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中学生が勉強する究極の目的は、「自己承認感」を得ること、です。
この日本社会において、中学生が自己承認感を得るための必要十分条件は、次の2つです。
(1)中学校の校内試験で良い成績をとること(社会からの承認)
(2)それを親に誉められること(個人からの承認)
したがって学習支援者は、学習支援の目的と内容と方法を、
「中学校の校内試験の成績を上げること」と設定することが肝要です。
toBe塾では、社会科の教材は、塾専用教材会社「育伸社」(いくしんしゃ)の、
教科書準拠『 i ワーク』(あいわーく)シリーズを、中学校の校内試験対策に活用しています。
使用のコツは、
まず最初に、試験範囲の解答をオレンジペンで書き写します。
これで「まとめノート」が自動的に完成します。
次に、それを熟読して、理解します。
最後に、赤い透明シートで隠しながら記憶します。
高校入試対策の社会科は、
同じく『シリウス21まとめと完成 標準編 社会』の、
「錬成問題」以外を、上と同様の方法で使用します。
日本史の好きな生徒には、下記の
山田康雄著『中学入試 最高水準ノート 小学社会[歴史]』文英堂 を加えます。
この本は大学受験生にも大学生にもお奨めできる優れものです。
日本史---中学生と高校生と大学受験生のための
中学生から大学院受験生まで、日本史は次がお奨めです。
【1】 文英堂 『中学入試 最高水準ノート 社会[歴史編]』 山田康雄著
toBe塾では長年、日本史の苦手な大学受験生(と大学生)に、
この中学受験用の問題集を、半強制的に使わせてきました。
これで明治大学文学部レベルには合格できます。
日本史を選択せずに入学した某私立大学・建築学科の学生たちも、
建築史の勉強に、この本を使っています。
この本の使用のコツは、
1.最初に、丸ごと一冊、PILOTオレンジ(かピンク)0.5~0.7ペンで、
解答を、右ページの年表に、書き写す。(調べる等は禁止です)
2.次に、前半部の通史を、見開きページ毎に、熟読して、理解したら、
赤い半透明シートで隠しながら、記憶する(※)。
3.後半部のテーマ別(政治史、外交史、文化史)を熟読し理解して、記憶する。
(※)記憶のコツと手順
・よく理解することが先です。よく理解できない事柄は、長く覚えておくことができません。
・赤シートで隠しながら、1ページ分を、まずは目で読む。
・次に、おおむね覚えたつもりになれたら、答を紙に書く。漢字練習の兼ねて一石二鳥
以上の作業で、「日本史の根幹ノート」が完成します。のちのち増殖してゆく細部の、
枝葉的な知識は、この「根幹ノート」に書き足したり、紙を貼り足してゆきます。
【2】 あとは、このノートを片手に、高校入試や大学入試の過去問に取り組みます。
解けるところは自分で解いて、分からない箇所は、上と同じくpilotオレンジペンで
解答を書写し、解説を熟読し、理解してから、記憶します。
【3】 もし得点力や時間にゆとりが有るか、歴史学を専攻したい中学生、高校生には、
以下を奨めています。
・NHKテレビ 大河ドラマ総集編『平清盛』『八重の桜』、『さかのぼり日本史』、『高校講座 日本史』
・『学習漫画 日本の歴史』(集英社や小学館)
・『菅野・日本史講義の実況中継(5冊)』(語学春秋社)
・漫画『カムイ伝』白土三平著(小学館文庫)
2012/03/02