(資生堂社会福祉事業財団『世界の児童と母性80号』「自己承認感タマゴを育てる学びのコツ」本文より)
1.「頭がいい」「頭が悪い」という言葉を使わない。
2.競争しない。自分のペースで! 自分は自分。他人と自分を比べない。
3.人と物を大切にする。弱い者イジメをしない。物を粗末にしない。
▽「頭がいい」「頭が悪い」の使用は厳禁
試験の3条件は 1:制限時間 2:減点法 3:出題範囲既定 だが、人間の多種多様な能力は試験で点数化できるほど貧小ではないため(by数学者・遠山啓)。
成績や偏差値の高低で人や学校を「頭がいい」「頭が悪い」と言いそうになったら、「勉強が得意」「数学が苦手」などと言い替えよ。
この言い替え努力が、人間を観る物差しを多元化し、他者と自己の「独自性」を把握する感度を高める。
▽試験の3D得点力は、記銘力・記憶力・理解力
(記銘力-きめいりょく-は短期の記憶力で、PCメモリーに相当。記憶力は長期の記憶力で、ハードディスクに相当。理解力は、CPU中央処理装置に相当)
▽学習の機能3分類は、資格学習、創造学習、護身学習(学校と受験の勉強は資格学習)
学習の内容3分類は、術、学、観(by数学者・遠山啓)
▽認識と外国語習得の3D方法論は、体験・音声・文字
▽勉強の理由は、必要性か好奇心か競争心(by科学史家・板倉聖宣)
▽勉強とスポーツと音楽の3D物差し2種は、
(A)分かる・出来る・楽しい
(B)素質・努力・本気(出来る出来ないは素質9割)
▽偏差値50が平均点、平均点が偏差値50。
偏差値は高校数学の一公式、基は大数(たいすう)の法則
偏差値批判論者は高校数学Ⅰの勉強不足
▽中学受験勉強は大学受験に有害
▽高校生は校内席次が上位5割以内なら学習意欲を保てる。
▽精神発達の2D物差しは、関係(社会性)の発達・認識(理解)の発達(by児童精神科医・滝川一廣)
▽人間には無限の可能性は無い。人間には計り知れない可能性が有る。
▽人間の知力を観る3D物差しは、スマート・ワイズ・人徳度
▽近現代人の2大欲望は「あいつよりも」と「もっと、もっと」(by哲学者・竹田青嗣)
▽人間は善と悪の混交物(by数学者・遠山啓)
▽教育は善と悪の混交態
▽人類史の3D推進力は、技術・思想・物語
▽生きる意味・人生の目的は、愛と仕事と遊び
(精神科医フロイトの「愛と仕事」に本田が「遊び」を加えた)
▽生き抜く5条件は、友達と師匠と夢とお金と健康
▽成功の3条件は天地人、天の時・地の利・人の和(by孟子)
▽人生すべて塞翁が馬(さいおうがうま)。登校も不登校も、合格も不合格も、就職も失業も、結婚も離婚も、何が災いして何が幸いするかは、後になってみなければ分からない。
……以上、(by〜)のない▽は、(by toBe塾・本田哲也)か一般常識です。