『中高生の東大英語』第7章 複合的な文章の述語を見抜く(その1)

中高生の東大英語Lv1-7章(1)
中高生の東大英語Lv1-7章(1)

140422


第7章のテーマは、複合的な文章の述語を見抜く

 

以下の一文章2012/1B3エ(56 words)には、多語意の as が1語、コンマ, が3つ、動詞か過去分詞が9語、if 系語らしき語が5語、難関 ing が1つ、難関 it が2語、難関 that が2語、「こと、とき」と訳す what, when が1語ずつ含まれています。
これは、長さの点でも、複雑さの点でも、2011,12,13,14年度4年間の東大入試英語で、最も難易度の高い一文章の一つといえます。
第1~6章で学んだことを再確認しながら、ご一緒に、一文章2012/1B3エの構造を分析して、述語を見抜き、直訳を記述してみましょう。

 

 

…… our children 2012/1B3エ……

 

設問1
次の一文章を一読してからノートに書写し、【語意とポイントだけを用いて、以下の問いに答えなさい。

解答の下に ポイント設問2,3が続く)

 

 

Just as when a child first plays outside alone, comes home talking excitedly about what has happened at school, or eats with pleasure a food previously rejected, it is a moment that nobody else sees but that we replay over and over because in it we notice something new about our children. …2012/1B3エ

 

 

【語意とポイント
Justまさに  as{なので、とき、につれて、ながら、のように、として}  when{いつ、とき}  a child子ども  first初めて  plays[動詞]遊ぶゥ  outsideア`ウトサ`イド屋外で  alone一人で  ,(コンマ)  comes home帰宅する…comes[動詞]来るゥ…home自宅に帰って  動詞ing{ている、こと。省略:ながら、とき、ので、のに、もし、それから}…talk[動詞]話すゥ…talking{話している、話すこと。話しながら、話すとき、話すので、話すのに、もし話すなら、それから話す}  excitedlyイクサ`イティドリ興奮して  about{約、について}  what{何、こと}  has 過去分詞{したことがある、してしまった、ずっと~している、したところだ}…happenedはhappen[動詞]「起きるゥ」の過去分詞…has happened{起きたことがある、起きてしまった、ずっと起きている、起きたところだ}  <at>で  school学校  ,(コンマ)  or[if系語]あるいは  eats[動詞]食べるゥ  <with>をもって  pleasureプレ`ジャ喜び  a food食べ物  previouslyプリ`ービアスリ以前は  rejectedリヂェ`ークトィドはreject[動詞]「拒絶するゥ」の過去形か過去分詞  ,(コンマ)  it{それ、こと、訳さない、強調}  is[動詞]であるゥ  a momentア モ`ウメント瞬間  that{それ、こと、訳さない、という}  nobody elseノ`ウボディエ`ルス他の誰も~ない  sees[動詞]見ているゥ  but[if系語]けれども  that{それ、こと、訳さない、という}  we私たちが  replayリプレ`イ[動詞]繰り返し思い描くゥ  over and over何度も何度も  because[if系語]なぜなら~からである  <in>の中に  it{それ、こと、訳さない、強調}  we私たちは  notice[動詞]を見つけるゥ  something new何か新しいこと  about{約、について}  our私たちの  children子どもたち  . (ピリオド=文章の末尾)。(句点)

 


問1 書写した一文章の前部 Just as when a child first plays outside alone, について、以下の問いに答えなさい。

 

(1) when a child first plays outside alone の正しい直訳を一つ選びなさい。

 

【コーチング when

when の語意と機能は、「いつ」か、「~とき」の、どちらかね。
・基本的には、一文章の末尾が疑問符 ? ならば「いつ」だし、ピリオド. ならば「とき」。
・一文章2012/1B3エの末尾はピリオド. なので、この when は「とき」と判断していいよ。
・で、たとえば when we play は「私たちが遊ぶとき」と直訳するよ。
(第4章 難関4つのthat →「訳さないthat」→「“の”ヲ裏返ス」の変形タイプだよ)


読み順は、
1) 最初に、when 直後の単語を「~」と訳し(」以外は厳禁!)……we 私たち
2) つぎに、後方から前方へ進み、…… play 遊ぶ
3) 最後に when を訳す。…… when とき

 

{ア}子どもが一人で屋外で初めて遊ぶとき
{イ}ときに子どもが初めて遊ぶ屋外の一人
{ウ}いつか子どもが一人で屋外で初めて遊ぶ
{エ}一人で屋外で遊ぶ初めての子どものとき

 


【コーチング what where when why how

 

東大入試英語にも頻出する、上の when の仲間が、全部で5種あるよ。

  what事/なに、where場所/どこ、when時/いつ、why理由/なぜ、how方法/どのように 

次の語群と 直訳/意訳 を記憶しよう。

 

what he said 彼が言った事/なにを彼が言ったか
where she lives 彼女が住んでいる場所/どこに彼女が住んでいるか
when we play 私たちが遊ぶ時/いつ私たちが遊ぶか
why I did it 私がそれをやった理由/なぜ私がそれをやったか
how they escaped 彼らが脱出した方法/どのように彼らが脱出したか

 


(2) Just <as> when a child first plays outside alone, の正しい直訳を一つ選びなさい。

 

【コーチング Just
Just の語意と機能は、「公平な、当然の」系か、「ちょうど、まさに」系の、どちらかね。
・「公平な、当然の」系ならば、たとえば just punishment「当然の罰」のように、just 直後に物人(物や人や事:punishmentなど)が続かなければならないよ。
・ここで、Just 直後は as であり、as には物人の語意も機能も無いよ(古代ローマの単位「アス」を除く)
・よって、冒頭の Just の語意と機能は「ちょうど、まさに」系である、と判断できるよ。

 

【コーチング as
asas ~ など相棒のいない、単独の as を見たら、
「アズなので、とき、につれて、ながら、のように、として」とつぶやいて6択する習慣をつけよう。
・語意が「のように、として」ならば(大抵は) on系語なので、< >で囲むよ。
・語意が「なので、とき、につれて、ながら、のように」ならば(大抵は) if系語だよ。
if系語は直後に「文」が続く、というのが if系語の大原則だよ。

   (「文」とは主に、直訳のラストが動詞かcan系語の語意になる語群)
・しかし、as 直後の when a child first plays outside alone は、
上の(1)の「when we play 私たちが遊ぶ時」と同構造であって、「文」ではない。

 ・以上から、この as は、if系語ではなく、<on系語>である、と断定できるよ。

 

{ア}まさに子どもが一人で屋外で初めて遊ぶときのように、
{イ}まさにときに子どもが初めて遊ぶ屋外の一人のように、
{ウ}まさに子どもが一人で屋外で初めて遊ぶのはいつかのように、
{エ}まさに一人で屋外で遊ぶ初めての子どものときのように、

 


問2 書写した一文章の前半 

Justaswhen  a child first plays outside alone, comes home talking excitedlyaboutwhat has happenedatschool, or eatswithpleasure a food previously rejected, 

について以下の問いに答えなさい。

 

(1) comes home talking excitedly の正しい直訳を一つ選びなさい。

 

【コーチング】
ing を見たら「イングている、こと、省略」とつぶやく習慣を身につけよう。(第6章)
「省略」とは、if系語と主語が「省略」されて ing に変身した、という意味だよ。
省略ing の主な直訳は{ながら、とき、ので、のに、もし、それから}
よって、talking の直訳として考えられるのは、
{話している、話すこと。話しながら、話すとき、話すので、話すのに、もし話すなら、それから話す}

 

{ア}興奮して話している帰宅する
{イ}興奮して話すこと帰宅する
{ウ}興奮して話しながら帰宅する
{エ}帰宅して興奮して話すとき
{オ}帰宅して興奮して話すので
{カ}興奮して話すのに帰宅する
{キ}もし興奮して話すなら帰宅する
{ク}帰宅してそれから興奮して話す

 


(2) what has happenedatschool の正しい直訳を一つ選びなさい。

 

【コーチング】
たとえば what is importanttoyou の直訳は、
「あなたにとって重要であること」だよ。
(意訳は「何があなたにとって重要であるか」)
上の(1)【コーチング what 】の仲間、と考えていいよ。

 

{ア}学校で起きてしまったこと
{イ}学校で起きていること
{ウ}学校で起こされたこと
{エ}学校で起こされること

 


(3) a food previously rejected の正しい直訳を一つ選びなさい。

 

【コーチング】
たとえば the solution adopted は、
   theザその solutionソル`ーション解決策 adoptedアド`プティド採用した,された
後方から前方へ「採用されたその解決策」と直訳するよ。
「その解決策が採用された」とか「その解決策を採用した」は誤訳だよ。
the solution that was adopted の that was が省略された形、と考えていいよ。

(第4章 難関4つのthat →「訳さないthat」→「サカノボル」タイプの that

 

{ア}食べ物を以前は拒絶した
{イ}食べ物を拒絶した以前は
{ウ}以前は拒絶した食べ物
{エ}以前は食べ物を拒絶した

 


(4) コンマに注意して 

a child first plays outside alone, comes home talking excitedlyaboutwhat has happenedatschool, or eatswithpleasure a food previously rejected,

の正しい直訳を一つ選びなさい。

 

【コーチング】
A first plays, comes home, or eats は、
3つの動詞すべてに s がついていることから、 本来の形は、

A first plays, A comes home, or A eats であると理解していいよ。
「Aが初めて遊ぶ、Aが帰宅する、あるいはAが食べる」が直訳ね。
A first plays, comes home, or eats は、
Aplays, comes, or eats に均等にかかり、後の2つが省略されているよ。
直訳は「Aが初めて遊ぶ、帰宅する、あるいは食べる」だよ。

X, Y, or Z は「X、Y、あるいはZ」と直訳するよ。

「Z、Y、あるいはX」や「Y、Z、あるいはX」は誤訳だよ。

 

{ア}子どもが一人で屋外で初めて遊ぶ、帰宅してそれから学校で起きてしまったことについて興奮して話す、あるいは以前は拒絶した食べ物を喜びをもって食べる

 

{イ}子どもが帰宅してそれから学校で起きてしまったことについて興奮して話す、一人で屋外で初めて遊ぶ、あるいは以前は拒絶した食べ物を喜びをもって食べる

 

{ウ}子どもが以前は拒絶した食べ物を喜びをもって食べる、一人で屋外で初めて遊ぶ、あるいは帰宅してそれから学校で起きてしまったことについて興奮して話す

 

{エ}一人で屋外で初めて遊ぶ、帰宅してそれから学校で起きてしまったことについて興奮して話す、あるいは以前は拒絶した食べ物を喜びをもって食べる子ども

 


(5) Just <as> when a child first plays outside alone, comes home talking excitedly <about> what has happened <at> school, or eats <with> pleasure a food previously rejected, 

の正しい直訳を一つ選びなさい。

 

【コーチング】
Justaswhen A first plays, comes home, or eats は、
Justaswhen A が plays, comes, or eats に均等にかかることを明示するために、
「まさにAが初めて遊ぶときのように、まさに帰宅するときのように、あるいはまさに食べるときのように」と直訳するといいよ。

 

{ア}まさに子どもが一人で屋外で初めて遊ぶときのように、まさに帰宅してそれから学校で起きてしまったことについて興奮して話すときのように、あるいはまさに以前は拒絶した食べ物を喜びをもって食べるときのように、

 

{イ}まさに子どもが帰宅してそれから学校で起きてしまったことについて興奮して話すときのように、まさに一人で屋外で初めて遊ぶときのように、あるいはまさに以前は拒絶した食べ物を喜びをもって食べるときのように、

 

{ウ}まさに子どもが以前は拒絶した食べ物を喜びをもって食べるときのように、まさに一人で屋外で初めて遊ぶときのように、あるいはまさに帰宅してそれから学校で起きてしまったことについて興奮して話すときのように、

 

{エ}まさに一人で屋外で初めて遊ぶときのように、まさに帰宅してそれから学校で起きてしまったことについて興奮して話すときのように、あるいはまさに以前は拒絶した食べ物を喜びをもって食べる子どものときのように、

 

 

【コーチング <on系語>が先頭の一文章】

問1, 2 の考察から、一文章2012/1B3エは、第2章で学んだ「<on系語>が先頭の一文章」だよね。

(Just は意味的かつ機能的に<as>に含まれる、と考えるよ)
on系語>が先頭の一文章2012/1B3エの述語を見抜くアルゴリズムを、ご一緒に考えてみましょう。

 

1) 先頭の Justas> から、視線を後方へ移動し、
2) when a child ~~ rejected,(コンマ) よりも、さらに後方へ移動してゆき、
3) 最初に登場する 動詞can系語(ここでは is )を (丸) で囲んでみる。


    Just <as> ~~ rejected, it (is) a moment …….


4) Just <as> ~~ rejected,(コンマ) は、直訳の成立が(問1,2で)確認済みなので、
rejected,(コンマ) 以降の、it is a moment …… our children. の直訳が成立すれば、
(is)が述語である、と判断できる。

 

では、it is a moment …… our children.の直訳が成立するか否かを、問3で考察してみましょう。

 

 

問3 書写した一文章の後半 

it is a moment that nobody else sees but that we replay over and over because <in> it we notice something new <about> our children. 

の構造を分析し、述語を見抜いて(丸)で囲み、正しい直訳を一つ選びなさい。
述語が2語(以上)あると考えた場合は、文と文のつながりを分断する棒 | を記入しなさい。


 棒と述語の方程式…棒 | の本数=(述語)の語数-1

 

【(再)語意とポイント】

it{それ、こと、訳さない、強調}  is[動詞]であるゥ  a momentア モ`ウメント瞬間  that{それ、こと、訳さない、という}  nobody elseノ`ウボディエ`ルス他の誰も~ない  sees[動詞]見ているゥ  but[if系語]けれども  that{それ、こと、訳さない、という}  we私たちが  replayリプレ`イ[動詞]繰り返し思い描くゥ  over and over何度も何度も  because[if系語]なぜなら~からである  <in>の中に  it{それ、こと、訳さない、強調}  we私たちは  notice[動詞]を見つけるゥ  something new何か新しいこと  about{約、について}  our私たちの  children子どもたち  .(ピリオド=文章の末尾)。(句点)

 

【コーチング】
it を見たら「イトそれ、こと、訳さない、強調」とつぶやいて4択だよ。(第5章)
that を見たら「ザトそれ、こと、訳さない、という」とつぶやいて4択ね。(第4章)
以下、捏造に苦心した誤分析と誤訳を笑わないでね (^ ^)

 


{ア}それit訳さないthat とみなし、because の直前に棒 | が0本、と考えた場合、

述語は(is)
it (is) a moment that nobody else sees but that we replay over and over because <in> it we notice something new <about> our children.
それは、私たちが私たちの子どもたちについて何か新しいことを見つけるそれのために他の誰も見ていないけれども私たちが何度も何度も繰り返し思い描く瞬間である。

 

 

{イ}ことit…that とみなし、that, but の直前に棒 | が計2本、because の直前に棒 | が0本、と考えた場合、

述語は(is)(sees)(replay)
it (is) a moment | that nobody else (sees) | but that we (replay) over and over because <in> it we notice something new <about> our children.
他の誰も見ていないことは瞬間である、けれども私たちは私たちが私たちの子どもたちについて何か新しいことを見つけるそれのために何度も何度も繰り返し思い描くことは瞬間である。

 

 

{ウ}訳さないitというthat とみなし、because の直前に棒 | が0本、と考えた場合、

述語は(is)
it (is) a moment that nobody else sees but that we replay over and over because <in> it we notice something new <about> our children.
他の誰も見ていないという瞬間であるけれども私たちが私たちの子どもたちについて何か新しいことを見つけるそれのために私たちが何度も何度も繰り返し思い描くという瞬間である。

 

 

{エ}強調it…that とみなし、but の直前に棒 | が1本、because の直前に棒 | が0本、と考えた場合、

述語は(sees)(replay)
it is a moment that nobody else (sees) | but that we (replay) over and over because <in> it we notice something new <about> our children.
他の誰も見ていないのは瞬間である、けれども私たちは私たちが私たちの子どもたちについて何か新しいことを見つけるそれのために何度も何度も繰り返し思い描くのは瞬間である。

 

 

{オ}それit訳さないthat とみなし、because の直前に棒 | が1本、と考えた場合、

述語は(is)(notice)
it (is) a moment that nobody else sees but that we replay over and over | because <in> it we (notice) something new <about> our children.
それは他の誰も見ていないけれども私たちが何度も何度も繰り返し思い描く瞬間である、なぜならそれの中に私たちは私たちの子どもたちについて何か新しいことを見つけるからである。

 

 

{カ}ことit…that とみなし、that, but, because の直前に棒 | が計3本、と考えた場合、

述語は(is)(sees)(replay)(notice)
it (is) a moment | that nobody else (sees) | but that we (replay) over and over | because <in> it we (notice) something new <about> our children.
他の誰も見ていないことは瞬間であるけれども私たちが何度も何度も繰り返し思い描くことは瞬間である、なぜならそれの中に私たちは私たちの子どもたちについて何か新しいことを見つけるからである。

 

 

{キ}訳さないitというthat とみなし、because の直前に棒 | が1本、と考えた場合、

述語は(is)(notice)
it (is) a moment that nobody else sees but that we replay over and over | because <in> it we (notice) something new <about> our children.
他の誰も見ていないけれども私たちが何度も何度も繰り返し思い描くという瞬間である、なぜならそれの中に私たちは私たちの子どもたちについて何か新しいことを見つけるからである。

 

 

{ク}強調it…that とみなし、but, because の直前に棒 | が計2本、と考えた場合、

述語は(sees)(replay)(notice)
it is a moment that nobody else (sees) | but that we (replay) over and over | because <in> it we (notice) something new <about> our children.
他の誰も見ていないのは瞬間である、けれども私たちが何度も何度も繰り返し思い描くのは瞬間である、なぜならそれの中に私たちは私たちの子どもたちについて何か新しいことを見つけるからである。

 

 

 

問4 書写した一文章2012/1B3エの2つの it について次の問いに答えなさい。


Just as when a child first plays outside alone, comes home talking excitedly about what has happened at school, or eats with pleasure a food previously rejected, it is a moment that nobody else sees but that we replay over and over because in it we notice something new about our children.

 

(1)先に現れる it (~ rejected, it is …)が指す語群の、最初の3語と最後の3語を記述しなさい。
(2)後に現れる it (~ in it we …)が指す語群を2語で記述しなさい。

 

 


解答…2012/1B3エ our children


問1
(1){ア}子どもが一人で屋外で初めて遊ぶとき
(2){ア}まさに子どもが一人で屋外で初めて遊ぶときのように、


問2
(1){ク}帰宅してそれから興奮して話す
(2){ア}学校で起きてしまったこと
(3){ウ}以前は拒絶した食べ物
(4){ア}子どもが一人で屋外で初めて遊ぶ、帰宅してそれから学校で起きてしまったことについて興奮して話す、あるいは以前は拒絶した食べ物を喜びをもって食べる
(5){ア}まさに子どもが一人で屋外で初めて遊ぶときのように、まさに帰宅してそれから学校で起きてしまったことについて興奮して話すときのように、あるいはまさに以前は拒絶した食べ物を喜びをもって食べるときのように、


問3
{オ}それit訳さないthat、 because の直前に棒 | が1本、述語は(is)(notice)
it (is) a moment that nobody else sees but that we replay over and over | because <in> it we (notice) something new <about> our children.
それは他の誰も見ていないけれども私たちが何度も何度も繰り返し思い描く瞬間である、なぜならそれの中に私たちは私たちの子どもたちについて何か新しいことを見つけるからである。

 

問4

(1) 最初の3語…when a child 最後の3語…food previously rejected

(2) a moment

 

構造分析…2012/1B3エ

Just <as> when a child first plays outside alone, comes home talking excitedly <about> what has happened <at> school, or eats <with> pleasure a food previously rejected, it (is) a moment that nobody else sees but that we replay over and over | because <in> it we (notice) something new <about> our children.

 

直訳…2012/1B3エ
まさに子どもが一人で屋外で初めて遊ぶときのように、まさに帰宅してそれから学校で起きてしまったことについて興奮して話すときのように、あるいはまさに以前は拒絶した食べ物を喜びをもって食べるときのように、それは他の誰も見ていないけれども私たちが何度も何度も繰り返し思い描く瞬間である、なぜならそれの中に私たちは私たちの子どもたちについて何か新しいことを見つけるからである。

 

和訳例…2012/1B3エ
子どもが初めて一人で外で遊ぶとき、帰宅して学校で起きたことを興奮して話すとき、あるいは以前は嫌がっていた食べ物を喜んで食べるときとまさに同じように、それは他の誰も見ていないが、私たちが何度も何度も繰り返し思い描く、そういう瞬間である、なぜならそうした瞬間に私たちの子どもたちの何か新しい面を見つけるからである。

 

 


『中高生の東大英語』
第7章 複合的な文章の述語を見抜く(その1)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
ポイント 2012/1B3エ
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
英語の力の本質は、述語を見抜く力である

 


ポイント1…what where when why how

 

what、where、when、why、how をふくむ次の語群の直訳と意訳を記憶せよ。

 

what is important to you あなたにとって重要である事/なにがあなたにとって重要であるか
what he said 彼が言った事/なにを彼が言ったか what事/なに
where she lives 彼女が住んでいる場所/どこに彼女が住んでいるか where場所/どこ
when we play 私たちが遊ぶ時/いつ私たちが遊ぶか when時/いつ
why I did it 私がそれをやった理由/なぜ私がそれをやったか why理由/なぜ
how they escaped 彼らが脱出した方法/どのように彼らが脱出したか how方法/どのように

 


ポイント2…as「アズなので、とき、につれて、ながら、のように、として」

 

単独の as を見たら「アズなので、とき、につれて、ながら、のように、として」とつぶやいて6択する

 

語意が「のように、として」ならば(大抵は) on系語なので、< >で囲む。
語意が「なので、とき、につれて、ながら、のように」ならば(大抵は) if系語

 

 

ポイント3…ing 「イング ている、こと、省略」

 

ing を見たら「イングている、こと、省略」とつぶやく(第6章)
省略ing の覚え方「ながら・とき、なので・なのに、もしも・それから」

 

 

ポイント4…it「イットそれ、こと、訳さない、強調」

 

it を見たら「イットそれ、こと、訳さない、強調」とつぶやく(第5章)

 

 

ポイント5…that「ザットそれ、こと、訳さない、という」

 

that を見たら「ザットそれ、こと、訳さない、という」とつぶやく(第4章)

 

 

ポイント6…述語と棒の方程式

 

文と文のつながりを分断する棒 | の本数と、述語の語数の方程式(第3章)

 棒 | の本数=述語の語数-1

 

  

ポイント7…<on系語>が先頭の一文章の述語を見抜くアルゴリズム

 

先頭が<on系語>の一文章の述語を見抜くアルゴリズム(第2章)

 

0) 先頭の<on系語>から、末尾のピリオド. までを一読する。
1) 先頭の<on系語> から、視線を後方へ移動し、
2) 最初に登場する 動詞 か can系語 を (丸) で囲んでみる。
3) 先頭の<on系語>(丸) の間にある ,(コンマ) で、一文章を前半と後半に分けてみる。
4) 前半の直訳が成立し、後半の直訳も成立すれば、(丸)述語であると判断する。
5) 前半か後半の直訳が成立しないときは、(丸)の上にバツ×を描いてから、

   さらに後方の動詞かcan系語を (丸) で囲んでみる。
あとは(3)以降のアルゴリズムを繰り返す。

 

 

ポイント8…A first plays, comes home, or eats

 

A first plays, comes home, or eats の直訳は、
「Aが初めて遊ぶ、帰宅する、あるいは食べる」

 

 

ポイント9…a food previously rejected など

 

a food previously rejected 以前は拒絶した食べ物
the solution adopted 採用されたその解決策
 theザその solutionソル`ーション解決策 adoptedアド`プティド採用した,された
(the solution that was adopted の that was が省略された形)

 

 

ポイント10…中高生の覚えるべき語意 2012/1B3エ

 

Justまさに  as{なので、とき、につれて、ながら、のように、として}  when{いつ、とき}  child子ども  first初めて  play[動詞]遊ぶゥ  outsideア`ウトサ`イド屋外で  alone一人で  come home帰宅する  come[動詞]来るゥ  home自宅に帰って  動詞ing{ている、こと。省略:ながら、とき、ので、のに、もし、それから} talk[動詞]話すゥ  excitedlyイクサ`イティドリ興奮して  about{約、について}  what{何、こと}  has 過去分詞{したことがある、してしまった、ずっと~している、したところだ}  happen[動詞]起きるゥ  <at>で  school学校  or[if系語]あるいは  eat[動詞]食べるゥ  <with>をもって  pleasureプレ`ジャ喜び  food食べ物  previouslyプリ`ービアスリ以前は  reject[動詞]拒絶するゥ  it{それ、こと、訳さない、強調}  momentモ`ウメント瞬間  that{それ、こと、訳さない、という}  nobody elseノ`ウボディエ`ルス他の誰も~ない  see[動詞]見ているゥ  but[if系語]けれども  that{それ、こと、訳さない、という}  we私たちが  replayリプレ`イ[動詞]繰り返し思い描くゥ  over and over何度も何度も  because[if系語]なぜなら~からである  <in>の中に  notice[動詞]を見つけるゥ  something new何か新しいこと  children子どもたち

 

 

設問2
(この画面の)上記に、もう一回、一回目と同じように取り組みなさい。


設問3
(この画面冒頭の)一文章 2012/1B3エ【語意とポイントだけを見ながら、直訳を紙に記述したのち、解答で直訳の答え合わせをしなさい。


 

『中高生の東大英語』「第7章 複合的な文章の述語を見抜く our children 2012/1B3エ」は、以上です。


このあと、下ではなく、第1章 述語を見抜く1…述語が1つ(その2)へ進んで(戻って)ください。 

  

 

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『中高生の東大英語』第7章 複合的な文章の述語を見抜く(その2)

中高生の東大英語Lv1-7章(2)
中高生の東大英語Lv1-7章(2)

140817

 

以下の一文章 2011/4A1 は、26 words で、that も1語、it と -ing は0語なのに、難易度は低くありません。

<on系語>が先頭にもかかわらず、第2章の知識だけでは突破できない一文章を構造分析して、述語を見抜き、直訳を記述する手立てを、ご一緒に考えてみましょう。

 

……political developments 2011/4A1……

 

設問1

次の一文章を一読してからノートに書写し、【語意とポイントだけを用いて、以下の問いに答えなさい。

解答の下に ポイント設問2,3が続く)

 

 

Among the many consequences of those political developments was one that in the end turned out to be too complicated for the government to handle. …2011/4A1

 

 

【語意とポイント

<Among>の中に  many多くの  consequencesコ`ンスィクウェンセス帰結  <of>の  thoseそれらの  politicalポリ`ティクル政治上の  developmentsディヴェ`ロプメンツ展開  was[動詞]{いた、あった、だった}  one{もの、人、1つ}  that{それ、こと、訳さない、という}  <in> the end最終的に  turned outタンダ`ウトが判明した  to 動詞{ために、ための、こと、して}…be[動詞]のである  too A to B:あまりにもAなのでBできない…too A for X to B:あまりにもAなのでXがBできない   complicatedコ`ンプリケイティド複雑な  the governmentザガ`ヴァンメント政府  handleハ`ンドル[動詞]対処するゥ  . (ピリオド=文章の末尾)。(句点)

 

 

問1 まず、書写した一文章 2011/4A1 先頭の on系語 Among を<三角>で囲み、そこから視線を右へ移動して、最初に現れる動詞 was を(丸)で囲みなさい。

 つぎに、<Among>(was)のあいだの語群 the many consequences <of> those political developments の正しい直訳を一つ選びなさい。

 

【コーチング】

AofB の直訳は「BのA」ね。

Athe many consequences Bthose political developments

 

{ア}それらの政治上の展開の多くの帰結

{イ}多くの帰結のそれらの政治上の展開

{ウ}それらの帰結の政治上の展開の多く

{エ}多くの政治上の展開の帰結のそれら

 

 

【コーチング】

第2章で、<on系語>が先頭の一文章を構造分析するアルゴリズムを学びました。

そこでは、先頭の<on系語>と(述語)のあいだの語群に、コンマ「, 」か「意味の切れ目」が、かならず存在する、はずでした。

しかし、問1の the many consequences <of> those political developments には、コンマ, も、意味の切れ目も、存在しません。

そうしたときは、(述語)の前半部と後半部を入れ替えて、直訳を考察してみましょう。

 

 

 

問2 一文章 2011/4A1 の was の前半部と後半部を入れ替えた以下について、正しい直訳と和訳例を一つ選びなさい。

 

One that <in> the end turned out to be too complicated <for> the government to handle (was) <among> the many consequences <of> those political developments. 

 

【コーチング】

that{それ、こと、訳さない、という}←不明なときは 第4章 4つのthat を再読してね。

that 直後に in the end「最終的に」が含まれている点が、この一文章の理解をいっそう難しくしているよ。

too AforX to B:あまりにもAなのでXがBできない

  complicated Xthe government Bhandle

 

 

{ア}述語は was,that「それ」、one「1つ」とみなした場合

【直訳】

あまりにも複雑なので政府が対処できないのであることが判明した最後の中の1つのそれが、それらの政治上の展開の多くの帰結の中にあった。

【和訳例】

あまりにも複雑なので政府が対処できないと判明した最後の中の1つのそれが、それらの政治上の展開の多くの帰結の中にあった。

 

 

{イ}述語は was,that「こと」、one「1つ」とみなした場合

【直訳】

最終的に判明した中の1つにあまりにも複雑なので政府が対処できないのであることが、それらの政治上の展開の多くの帰結の中にあった。

【和訳例】

最終的に判明した中の1つにあまりにも複雑なので政府が対処できないことが、それらの政治上の展開の多くの帰結の中にあった。

 

 

{ウ}述語は was,that(訳さない)、one「もの」とみなした場合

【直訳】

あまりにも複雑なので政府が対処できないのであることが最終的に判明したものが、それらの政治上の展開の多くの帰結の中にあった。

【和訳例】

あまりにも複雑なので政府が対処できないと最終的に判明したものが、それらの政治上の展開の多くの帰結の中にあった。

 

 

{エ}述語は was,that「という」、one「人」とみなした場合

【直訳】

あまりにも複雑なので政府が対処できないのであることが最終的に判明したという人が、それらの政治上の展開の多くの帰結の中にいた。

【和訳例】

あまりにも複雑なので政府が対処できないことが最終的に判明したという人が、それらの政治上の展開の多くの帰結の中にいた。

 

 

 

問3 書写した一文章 2011/4A1 の正しい直訳と和訳例を一つ選びなさい。

 

<Among> the many consequences <of> those political developments (was) one that <in> the end turned out to be too complicated <for> the government to handle. 

 

{ア}述語は was,that「それ」、one「1つ」とみなした場合

【直訳】

それらの政治上の展開の多くの帰結の中に、あまりにも複雑なので政府が対処できないのであることが判明した最後の中の1つのそれがあった。

【和訳例】

それらの政治上の展開の多くの帰結の中に、あまりにも複雑なので政府が対処できないと判明した最後の中の1つのそれがあった。

 

 

{イ}述語は was,that「こと」、one「1つ」とみなした場合

【直訳】

それらの政治上の展開の多くの帰結の中に、最終的に判明した中の1つにあまりにも複雑なので政府が対処できないのであることがあった。

【和訳例】

それらの政治上の展開の多くの帰結の中に、最終的に判明した中の1つにあまりにも複雑なので政府が対処できないことがあった。

 

 

{ウ}述語は was,that(訳さない)、one「もの」とみなした場合

【直訳】

それらの政治上の展開の多くの帰結の中に、あまりにも複雑なので政府が対処できないのであることが最終的に判明したものがあった。

【和訳例】

それらの政治上の展開の多くの帰結の中に、あまりにも複雑なので政府が対処できないと最終的に判明したものがあった。

 

 

{エ}述語は was,that「という」、one「人」とみなした場合

【直訳】

それらの政治上の展開の多くの帰結の中に、あまりにも複雑なので政府が対処できないのであることが最終的に判明したという人がいた。

【和訳例】

それらの政治上の展開の多くの帰結の中に、あまりにも複雑なので政府が対処できないと最終的に判明したという人がいた。

 

 

 

解答…2011/4A1 political developments

 

問1{ア}

問2{ウ}

問3{ウ}

 

解説

英語は「せっかち」な言語です。

相手に伝えたい情報を真っ先に伝えようとする傾向があります。

 

 X (was) <among>Y. XはYの中にあった。

 

これは一般的な構造の英文ですが、真っ先に伝えたい情報が「Yの中に」であるとき、次のように、(was)の前半部と後半部が入れ替わり、「Yの中に」が先に置かれることがあります。こうした構造の英文は、東大入試英語にも、ときどき出現します。

 

 <Among>Y (was) X. Yの中にXはあった。

 

 

 

『中高生の東大英語』


第7章 複合的な文章の述語を見抜く(その2)

~~~~~~~~~~~~~~~~~~


ポイント 2011/4A1


~~~~~~~~~~~~~~~~~~


英語の力の本質は、述語を見抜く力である

 

 

ポイント1…<on系語>が先頭でも

 

先頭の<on系語>(述語)の間の語群に、コンマ,も意味の切れ目も存在しないときは、(述語)の前半部と後半部を入れ替えて、直訳を考えてみる。

 

 

ポイント2…4つの that,   too A to B,   in the end

 

that{それ、こと、訳さない、という} ← 第4章 4つのthat

in the end: 最終的に

too A to B:あまりにもAなのでBできない

too A for X to B:あまりにもAなのでXがBできない

 

 

ポイント3…中高生の覚えるべき語彙 2011/4A1

 

Amongの中に  consequencesコ`ンスィクウェンセス帰結  politicalポリ`ティクル政治上の  developmentsディヴェ`ロプメンツ展開  one{もの、人、1つ}  that{それ、こと、訳さない、という}  in the end最終的に  turn outタ-ンア`ウトが判明する  to 動詞{ために、ための、こと、して}  too A to B:あまりにもAなのでBできない  too A for X to B:あまりにもAなのでXがBできない   complicatedコ`ンプリケイティド複雑な  governmentガ`ヴァンメント政府  handleハ`ンドル[動詞]対処するゥ

 

 

 

設問2
(この画面の)上記に、もう一回、一回目と同じように取り組みなさい。

 


設問3
(この画面冒頭の)一文章 2011/4A1 と【語意とポイントだけを見ながら、直訳を紙に記述したのち、解答で直訳の答え合わせをしなさい。


 

『中高生の東大英語』LEVEL 1 第7章 複合的な文章の述語を見抜く political developments 2011/4A1 は、以上です。

 

これにて、LEVEL 1 一文章の述語を見抜く は終了です。

 

つづいて、LEVEL 2 わずかなヒントで述語を見抜く へ進んでください。

 

 

 

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